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UrDocメンバーインタビュー【1】椎名優貴「サービスを作るために、チームと文化も作ってます」

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サービスの構築と並行してチーム作りの真っ最中でもあるUrDoc。新しい領域だからこそ、集まったメンバーのバックグラウンドは様々です。そんなメンバーにインタビュー形式で迫ります。1人目は、2018年4月にUrDoc初のエンジニアとして加わった椎名優貴(しいな・ゆうき)。家ではよきパパであり、仕事場ではフロントサイドからバックエンド、サーバーサイドまでこなすフルスタックエンジニアです![インタビュー・構成:高山(UrDoc)]

 

始まりは車/PC/Web

 

——UrDocに入る前はどこで何をしていましたか?

最初は食品配達の会社でトラックドライバーをしてました。19歳ぐらいからですね。車が好きだったので。

——今の仕事とはだいぶ違いますね。

トラックで配達の仕事をしながらWebの専門学校に通って、その会社のホームページを作ったんです。

しばらくは配達しながらWebも担当していたんですが、Webの仕事で独立したいなという気持ちが出てきて、人づてに仕事を紹介してもらったり、自分でも飛び込みで営業したりしました。でも20歳そこそこで実績もないし、営業先で「信用がないから無理だよ」と説教されて心が折れました(笑)。

結局元の仕事に戻ったところで、その会社がシステムを刷新するタイミングと重なり、システム側をメインに担当するようになりました。

——ドライバー、Web、システムと、幅広いですね。

小さな会社だったので、経理業務やネットショップの管理業務も兼任しました。

Webを極めたいのにどんどん拡散していって、焦る気持ちはありました。20代後半になっていましたし、転職するなら今かな、と。それで自社サービスを作っているところを探して、BEENOSという会社に内定をもらいました。

——Webへの興味はいつ頃から?

小学生の頃からパソコンが好きで、ネットサーフィンをしてたんです。ちょうどWindows 98が出た頃ですね。ある日父親がIBMのThinkPadを買ってきたので、勝手に使ってました。

それで中学生の時に、友達とホームページを作るようになりました。初めて作ったのは祖父母がやっていた「チロリン村」というお好み焼き屋のサイト。それも勝手に作って、勝手に公開しました(笑)。

——勝手に、ですか。

楽しかったんでしょうね。いつも週末にやるんですが、朝から始めて、気づいたら日が暮れているぞ、みたいな。

高校時代は秋葉原でパソコンのパーツを買って組み立てたり、ジャンクPCを買って、OSを入れ替えて友達にあげたりしていました。周りに詳しい人がいなかったので、おもにネットで情報を仕入れていました。

 

チームとチームの間で考えたこと

 

——2社目のBEENOSは東証一部上場の大きな会社ですね。どういう役回りで入りましたか?

「セカイモン」というオークションサイトの部署に配属されました。ちょうど開発やカスタマーサービス、デザインやマーケティングなど、全部を内製化しようというタイミングでした。

自分はマーケティングチームにWebデザイナーとして入ったので、最初はバナーを作ったり、キャンペーンページのデザインやコーディングをしたり、「セカイモン」のページの細かい改修をデザイナー目線で進めたりしていました。

BEENOSには3年強在籍して、その後UrDocに参加したわけですが、BEENOSを辞めた時はシステムチームに移籍してました。

——Webデザイナーがシステムチームに...。どんな事情があったんですか。

入った当初、自分のいたマーケティングチームとは別に、20人ぐらいのエンジニアチームがありました。

その中で、自然とマーケティングチームとエンジニアチームをつなぐような立ち位置になっていったんですね。マーケティングで企画を立てたはいいけど、それを実現するのにエンジニアと話ができる人が他にいないぞ、ということで。どちらからも責められるという嫌な役回りなんですけど(笑)。

マーケティングチームとエンジニアチームの対立が多かったので、自分も動きづらいし、こんな面倒な折衝するぐらいなら自分で作ったほうが速いと思うようになって、徐々に開発環境をもらうようになりました。

——エンジニアチームの抵抗はありませんでしたか?

ありましたね。でも「マーケティングチームがエンジニアチームのことを理解するには、開発環境を理解しないと」と言い含めて、少しずつ自分たちの側に持ってきてしまう。

エンジニアとしてのスキルは調べながら身につけました。プログラムを本格的に勉強し始めたのもその頃です。

——独学だったんですね。

半年ぐらいは手探りで、書いたり消したりを繰り返していました。その後本を買って体系的に勉強したところ、手応えを感じました。全体の枠が見えるようになったのが大きいと思います。

社内のシステムがJavaだったので最初はJavaから入りましたが、Javaだけでは限界があることがわかり、ほかの言語もいろいろ触るようになりました。

——エンジニアの世界が見えて、感じることはありましたか?

「意外とできるな」と(笑)。エンジニアチームには選民意識のようなものがあって近寄りがたかったんですが、自分で作れるようになれば、こちらはマーケティングもできるし、彼らより経営感覚もあるし、強いわけです。

だから気後れはなくなりました。エンジニアチームへの「お伺い」を立てなくなりましたね。

——一人で作っていたのですか?

デザインできる人、エンジニアリングできる人などを採用して、チームを作りました。それでマーケティングチームから離れて、システムチームに移った形です。

最終的に辞める時には、ぼくはUI/UXチームリーダーとか、システムチームサブマネージャーとか、仰々しい肩書きがついていました。

 

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デスクには前職時代に同僚から贈られた誕生日のメッセージが

 

1人目のエンジニアとして

 

——大きな会社で、有名なサービスに携わって、自分のやりやすい環境が手に入ったところで、なぜUrDocに?

当時携わっていた「セカイモン」はすでに大きなサービスになっていて、ビジネスとしては利益もきちんと出ていて、環境も快適でした。自分がそういう安全圏にいることに違和感を持ったというのがあります。

もうひとつ、その頃緊急入院をすることがあって、そこから人の生命に関われるヘルステック領域に興味を持ち始めた時期でもありました。

そういうタイミングでUrDocから、求人紹介サービスを通してスカウトをもらいました。エンジニアがまだいません、1人目のエンジニアを求めています、とあって興味を惹かれました。

——1人目のエンジニアでなかったとしたら、断っていましたか?

それほど惹かれなかったかもしれません。1人目というのは大きかったですね。もう一度ゼロからチームを作れそうだなと思いました。

——実際に入ってみて、いかがですか。

今思えば、スタートアップというものをよく知らないで入ったな、というのはあります。

入るまではユーザーがいることが当たり前だと思っていました。前職では毎日2万人がアクセスするサービスを作っていました。それが突如、0人の世界になったわけです。まだUrDocがスタートしていなかったので。

組織としての仕組みやインフラも同様で、最初は戸惑いました。

——半年経って、そこは慣れましたか?

慣れました。最初はいろんなサイトで「スタートアップの辛いところ」みたいな記事をたくさん読みました(笑)。

それによると、精神的に辛い時期があるらしいです。最初は期待値だけで世の中にちやほやしてもらえたり、チームのモチベーションも高いものの、その後思ったほどユーザーがつかなかったり、ローンチ後にトライアンドエラーを繰り返したりするような、どん底の時期がやってくるそうです。

自分たちはまだチームビルディングの最中で、おそらくもっと手前の段階ですけど、そういうことを知っていれば心持ちの面でも備えられます。

 

UrDocのエンジニアチーム

 

——エンジニアのチームビルディングの状況はどうですか。

自分が入るまでは外注していた開発を、基本的に内製化すると決めたこともあり、急ピッチでエンジニアチームを作っています。

今、メンバーは合計で5人です。自分の後にもう一人、中村優というエンジニアが入りました。11月からは、さらにフリーランスのエンジニアが1人加わります。

それと学生インターンが2人。インターンは週2、3回、それぞれ3時間ぐらいの参加状況です。

——5人の役割分担は?

中村優は、おもに設計を担当します。設計に過ちがあると、開発が進んでシステムが大きくなった時に何かひとつ直すにも莫大なコストがかかる。技術的負債がないよう、全体に目を配りながらベースを設計します。

フリーランスのエンジニアはネイティブアプリが得意なので、そちらに注力してもらう予定です。現行アプリはβ版で、まだまだ改善したいことがあります。

学生インターン2人は、ホームページの更新や修正、そして実験的なところを担ってもらっています。実験というのは例えば、何百万件という大量のデータを入れてみて、その結果を見ながらデータ処理のスピード改善を行うといったことです。

自分はエンジニアの採用計画を立てたり、インターンの仕事の具合を見たり、メンバーが仕事をするための開発環境を構築したり、ということもしています。

——インターンの仕事内容はどのように決めていますか?

勤務時間や本人の興味・適性に合わせて、相談しながら決めています。短時間での勤務になる場合と、夏休みなどまとまった時間で勤務できる場合とでは、担当してもらう仕事の内容も変わってくると思います。

機能開発の仕事は「やってみたけどできませんでした」というのが許されないので敷居が高くなりますが、場合によっては一部任せるかもしれません。

 

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2人目のエンジニアとして参加した中村優(右)と

 

「エンジニア」という仕事について

 

——椎名さんにとって、エンジニアリングの魅力とは何ですか?

製品に対して強い影響力を持てること。自分がこれをやりたいと言って自分が作れば、それは自分のものです。

自分で機能を考えて、それを自分でコーディングできるのは楽しいです。同じ機能を開発するにしても、やれと言われてやるのとではモチベーションが全然違う。あれ......会社員に向いていないのかな(笑)。

エンジニアでない立場からは、エンジニアが動いてくれないのは歯がゆいですね。かつては自分もそちら側だった。そういう思いをした経験があって、今の自分があります。

——エンジニアとして気をつけていることはありますか?

ネガティブなことは言わないようにしています。相手の仕事に対してネガティブな気持ちがあっても、それを口に出すと、相手のモチベーションが下がって生産性が落ちてしまう。人の内側から出てくるものって、コントロールできないです。

ある程度経験を積んで、業務にも慣れてきた人であれば、自分の仕事にはプライドと責任を持とうよ、というところです。

——それはエンジニアに限らない話ですね。

コミュニケーションでの行き違いが起きる可能性は常にあります。小さな組織ではそれが全体に波及しやすい。批判や喧嘩の中では、いいものは作りにくいですね。

——理想とするエンジニア像はありますか?

うーん...。

——もしかして自分をエンジニアとして見ていない?

実はよくわからないです。フルスタック人間でありたいとは思ってます(笑)。

自分で枠をはめないようにしているというか、いろいろなことがエンジニアの仕事になりうるんだろうなと、最近よく思います。もちろんコードが書けて、エンジニアという肩書きがあることが自分の核にはなっていますが。

——実際に、エンジニア的でない仕事もたくさんありますね。

UrDocに入って、今まで付き合ったことのない人たちと接する機会が増えました。ベンチャーキャピタル、銀行、アクセラレーターの方々など。そういう経験の幅は、UrDocに入って本当に広がりましたね。

そういうことも含めて、自分にとっては人とのつながりが重要になってきています。前職の人が相談にのってくれて、そこから仕事の展開が見えてきたりすることもありますし。

 

UrDocの文化を作りたい

 

——仕事をする上で大事にしていることはありますか?

「聞く」こと。これはぼくの得意分野です。

これまで一緒に働いてきた人たちからもよく言われたんです。「ちゃんと聞いてくれて、飲み込んでくれて、いいアプトプットを出してくれる」と。

最初は自覚がなくて「そうなの?」と思いましたけど、そう言ってもらえるからには大事なことだろうと思って心がけるようになりました。

——それは椎名さんと話していてよく感じます。だからといってこちらのリクエストを100%受け入れてくれるとは限らないですが。

話を聞くのと、要求を聞くのとは別です(笑)。

話を聞いて、こうしたらどうか、こういう調べ方がある、こういう答えの出し方があるんじゃないか、みたいな返し方が得意です。だから「壁打ち」の壁役が得意と言ったほうがいいのかな。

このやり方が自分には合っているし、相手とも信頼関係を築くことができます。UrDocの中でそういう文化を作りあげることができれば、それが巡り巡って、ユーザーとの信頼関係にもつながっていくと思っています。(了)

 

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インタビューを行ったオフィス隣のカフェで

 

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