UrDoc Blog

オンライン医療相談「UrDoc(ユアドク)」の公式ブログです。UrDocの日々の活動をお届けします。

米国大学生インターンズが書く! イベント体験記【国際モダンホスピタルショウ2019】

 

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こんにちは。UrDocインターンの鈴木雅子(写真前列右)と忍田ほづみ(写真前列中)です。

題にありますように、2人とも普段はアメリカの大学で大学生をしておりますが一時帰国を利用して現在はUrDocでインターンをしております。鈴木はアメリカの中部にある大学に、忍田はアメリカ西部にある大学に正規留学生として通っております。UrDocにインターンを応募した理由は両者様々ではありますが、2人ともに共通しているのは海外で生活をしているからこそ、医療における言語や文化の大きな壁を感じることがあり、そういった壁を無くしていくサービスであるUrDocの必要性を日々身に染みて感じているからです。(詳しい私たちの自己紹介は私たちのインターン体験記公開までお待ちください!)

さて、先日SNSでも出展報告をさせていただいた「国際モダンホスピタルショウ2019」。7月17日(水)から19日(金)に東京ビッグサイトで行われた展示会の参加記録を、インターン目線でブログにまとめました。ぜひ、お気軽にお読みください。

 

国際モダンホスピタルショウとは 

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国際モダンホスピタルショウとは、一般社団法人日本病院会/一般社団法人日本経営協会が主催する保健・医療・福祉分野における国内最大規模の展示会です。このイベントを通して、保健・医療・福祉分野で最新情報の発信や情報交流を行うことにより、医療全般のサービスやシステムの向上を目指しているそうです。

 

毎年開かれているこのイベント、今年は7月17日(水) から19日(金) の3日間で行われました。「国際モダンホスピタルショウ2019」のサイトによると、今年の出展社・出展団体数は317企業・団体、来場者は3日間合計で68,927人(1日目 17,835人、2日目 23,431人、3日目 27,661人)とのことでした。また、イベントの最中は、3日間で計100以上ものカンファレンス・セミナーが出展企業または医療関係者によって開催され、イベントスケジュールはとても充実していました。

上にも記載したように、今年は300社・団体以上が出展をしたそうです。それぞれ「医療情報」「看護」「介護・福祉・リハビリ」「医療機器・ヘルスケアIoT」「健診・健康増進」「施設環境・運営」の6つの分野に別れており、会場の1階は医療技術などの展示が、2階は医療関係者や病院関係者の方々に役立つ商品(院内商品やウェア等)などの展示がされていました。

 

UrDoc招待出展の経緯

今年度の国際モダンホスピタルショウは「健康・医療・福祉の未来をひらく〜世代と国境を越えた豊かな共生を目指して〜」との展示テーマのもと開催されました。UrDocは主催者企画のテーマである「遠隔医療の今と未来〜医療の国際化を踏まえて〜」を体現するサービスとして、ご招待をいただき出展をいたしました。(このブログを読んでいる方はもうご存知かもしれませんが、ユーザーの言語を話せる医師といつどこでも医療相談ができるツールを提供しています。)

出展の目的は主に2つありました。1つ目は近いうちにリニューアルを予定しているUrDocの新しいUI/UXを体験していただくこと。ブースにお立ち寄りいただいた方には、サービスの軸となるオンラインの医療相談のみならず、プロトタイプとして作成した問診自動作成ツールもご使用いただきました。2つ目は、そうしたUrDocサービスの体験を通じて潜在的な法人ユーザー/事業提携先の方々にアプローチすること、そしてフィードバックをいただくことでした

 

仕事の責任を教わった準備期間 

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出展が決まってから、オフィスではイベントに向けた作業がたくさん行われました。インターンズは両者とも全ての準備工程をみることはできませんでしたが、私(鈴木)は招待者リストを作り発送するタスクとアンケートを作成するタスクをメインに手伝いました。

200部と決められた招待状をUrDocに興味をお持ちいただいている事業者様のみならず、UrDocの登録医師そしてプレス関係者の方々にお届けしました。招待者リストを整理し、案内状とフライヤーを作って招待状に同封し、イベントに十分間に合うように発送するのは想像以上に大変で責任の伴う作業でした。

また、そちらの作業に加え展示会用のアンケート作成も担当しました。今回のイベントでは開発中のプロダクトを体験いただいたこともあり、UrDocがこだわったUI/UXへのご意見を詳しくいただきたいといった大きな目的がありました。その為には何という質問がふさわしいのかを考え、何度も推敲を重ねて完成させました。ただし、UrDocブースでの皆様との限られた時間では、アンケートを実施する余裕はありません。ブースではできる限り、UrDocのサービス紹介のみならず皆様の現場で抱える外国人対応の問題等をお聞きしたいといった願いから、アンケートはイベント後に送るお礼のメールにGoogleフォームで添付することにしました。

 

大反響の3日間

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気がつけば、準備の期間も終わりイベント当日がやってまいりました。「出展者」パスを誇らしげに首から下げ、緊張するなか会場入りをしました。7月の中旬にしては比較的気温が低く、まだ梅雨明け前の曇り空でしたが、会場はそんな空模様に反して各社の活気で満ち溢れておりました。

イベントは今年の7月にオープンしたばかりの南展示場で行われました。まだまだ新しい建物特有の香りも残る、とても綺麗な展示会場でした。

 

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インパクトのある3枚のパネルとチームのお揃いTシャツで会場でも目を引く存在でした!

 

UrDocブースは終始たくさんの人にお集まりいただきました。約300人の方にUrDocブースにお立ち寄りいただき、150名以上の方と名刺の交換をさせていただきました。

出展中は実際の医療現場で起こっている言語の壁による問題や、それに関したニーズなどのヒアリングをする貴重な機会となりました。市販の翻訳ソフトを使う方々からは、医療翻訳への不信感があり、お医者さんが自分の言葉で説明してくれるサービスの方が安心を感じるとのご意見がありました。私(鈴木)自身、大学のクリニックで診察を受ける際は医療専門用語が分からない為、医師とGoogle翻訳を使用してコミュニケーションをとった経験があります。初めてそのクリニックを利用した際は過去の病気の経歴など様々な質問をされましたが、病名や器官名などは使用したGoogle翻訳では上手く翻訳されず、結局オンライン辞書でその用語を検索するという二度手間になってしまいました。母国語であれば聞き直されなかったであろう言葉もなんども聞き返されてしまい、自分の英語はアメリカでは通用しないと言われたような気がして、渡米して間もない時期だったこともありその後の生活がとても不安になりました。サービスの説明とともにこのような体験談をお伝えすることで、様々な方から共感をいただけました。

また、翻訳家を育成するプログラムを作られている方からは翻訳では文化の壁を越えきれないという問題を真摯に感じているため、このようなサービスに将来性と需要を感じるとのご意見もいただきました。病院経験者の方からは、ベトナム人の来院が急増しているので、ベトナム語の対応があれば病院に導入したいといったご意見もいただきました。ユアドクは現在、英語・中国語・マレー語等を含む9ヶ国語に対応していますが、こうしたヒアリングをもとに更なる多言語への開発を進められたらと思っております。

また、インターンズは名刺交換の経験もサービスを説明した経験もなく全てにおいて初心者だったのですが、他のスタッフの方々に助けられながら3日間を無事に終えることができました。

余談ではありますが、インターンズの忍田はこの展示会を通して、サービスを説明した後に「日本語お上手ですね」と言われた事が二度あったそうです。異国の大学に通うと母国語のレベルが落ちる現象は本当に起きてしまうことを身をもって感じました。(笑)

 

他社ブースを見学して

他社ブースも休憩時間に回る事ができました。

他社・団体の出展はテーマにある通り、遠隔医療や多言語翻訳のビジネスを展開している会社が多くあったように感じました。それに加え、ソフトウェアやハードウェアを活用した医療機器や介護関連の機器、病院内に設置してあるコンビニなど様々な分野での展示もありました。一見医療界とは直接的な関係がなさそうですが、様々な会社が患者の見えないところで医療の発展に貢献していることを知りました。また、医師でもあるUrDocの唐橋代表と展示会場を一周しながら日本の現在の医療問題や流行など、様々なことも教えていただきました。会場は私たちでは全く思いもしないようなサービスや事業で溢れていて、学ぶことがとても多く勉強になりました。

このイベントで特に私たちが注目したのは、ソフトウェアの最新技術の開発や医療の国際化対応でした。健康管理アプリ等の出展が見られ、やはりスマートフォンの普及に伴って、必要とされているサービスが変動していることを感じました。また、医療の国際化対応関連では、AIなどによる自動翻訳機能の提供をしている会社もありました。これから日本が迎える東京オリンピックや大阪万博の影響もあり外国人観光客も増えてきているので、日本の病院関係者の方が安心して外国人患者に対応できるよう、医療界でも国際化に向けた準備が重要視されていると感じました。

 

イベントを終えて… 

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イベント終了後にみんなでカフェに行きました!

 

国際モダンホスピタルショウのような大きいイベントに出展できたことはとても貴重な経験となりました。

またインターンズとしては、ビジネス世界において人と人はこうして繋がり、サービスというものはこうして進化を遂げていくのかというものを感じました。米国の大学留学生は学校外で働くことができませんので、他の大学生に比べても仕事に関する経験が浅い私たちですが、そんな私たちにUrDocとしても大きなチャンスであった今回のイベントでもたくさんの経験をさせていただきました。インターンズにとって大きな成長の場となりました。

ブースでは終始UrDocのチームワークの強さを感じました。みんなで助け合い、みんなの力で自分の説明を磨いていく姿がとても印象的で、チームメンバー全員が誠意と熱意をもって対応をする姿勢がとても輝いて見えました。

イベント後に行ったアンケートの回答率は15%超。UI/UXのみならず、サービスの存在意義に関するコメントを多々いただきました。「選択肢のアイコンが非常にわかりやすかった。また、患者さまにとっても医療従事者にとっても効果的なツールであると感じた」や「患者、医師、医療事務、3者にとってメリットのあるサービスだと感じた」といったご意見をいただきました。また、それに加え「展示員の熱が伝わった」などといったスタッフに関するポジティブなフィードバックも多々いただきました。ありがたいことに、UrDocブースのスタッフ対応の満足度を5段階で評価していただく質問(1:不満 5:満足)では結果の平均が4.5を上回りました。

率直なコメントも多くいただき、とても参考になりました。歯科領域の対応や病歴・アレルギー等の情報を連携を希望するコメント等をいただき、普段からサービスを扱う私たちでは思いつかないような発見や課題に気が付きました。皆様のおかげで想像以上に価値のあるアンケート結果となりました。

お忙しい中アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

 

国境を越えて

このモダンホスピタルショウを通し、医療に関する様々なことを学び、より興味が湧いたので、ぜひアメリカに戻った際にもそういったイベントを訪れてみようと思います。アメリカで行われている医療系イベントを調べ、いくつか独断と偏見によりピックアップしてリストにまとめました。

 

展示会リスト

FIME(Florida International Medical Expo)

https://www.fimeshow.com/en/home.html

*出展団体1,200以上、参加者数14,000以上、アメリカ最大級の医療機器取引に関する展示会。世界100ヶ国以上から参加者・来場者が集まるイベントで、来年は7月23日から25日までフロリダ州マイアミにあるMiami Beach Convention Centreで開催するそうです。

 

Medical Design & Manufacturing (MD&M) East

https://advancedmanufacturingnewyork.com/mdm-east

*出展団体1,900以上、参加者19,000以上、アメリカ東海岸最大の医療技術に関するイベント。他5つの展示会と同時開催されている展示会で、医療技術を取り扱う様々な会社の最新技術を見ることができるそうです。来年は7月9日から11日までニューヨーク州ニューヨークにあるJacob K. Javits Convention Centerで開催するそうです。

 

Vision Expo East

https://east.visionexpo.com/

 *出展団体700以上、参加者数15,000以上、アイヴィジョンのみならずアイウェアも取り扱う眼科全般を専門とする展示会。 来年は3月26日から29日までニューヨーク州ニューヨークで開催するそうです。(詳しい場所の記載は公式サイトにありませんでした。)また、Vision Expo Westというイベントがアメリカ西部であり、そちらは今年の9月18日から21日までネバダ州ラスベガスにあるSands Expo & Convention Centerで開催するそうです。

 

改めましてこの度UrDocのブースにお立ち寄りいただいた皆様、招待いただいた主催者の方々、本当にありがとうございました。

そして、このブログを最後までお読みいただきありがとうございました。